決算等審査特別委員会を視聴しました。
手元に答弁要旨が無い状態で聴いていると、ある事柄に関して「一聴瞭然」であることに気づきました。それは…
「事前に答弁要旨を読む練習をしたか否か」
このことであります。
答弁要旨を読み上げればよい質問なのに、「エーー」と度々口にしている方を何人かお見かけしました。
違っていたらご免なさいですが、事前練習を怠ったのでは…
人には得手不得手がありますから、事前に黙読しておくだけで、スラスラと答弁要旨を読み上げることが出来る方ももちろんおられます。
私は後者に属する人間なので、正直羨ましいくらいです。
でも、事前に「音読して練習」することにより、少なくとも「エーー」と頻繁に口にすることなく、読み上げることは出来ておりました。
「事前音読」をおススメするもう一つの理由は、数字の読み間違いに関するリスクが減ること。
数字関係の実績を問われ、答弁要旨を読み上げ始めたものの桁を間違えてしまい、周囲の指摘で慌てて訂正…という光景もお見かけしました。
事前に音読していれば、絶対に起こらないことだと思います。
たとえ朗読調であったとしても、事前に練習したと思われる方の答弁は「スラスラ度」が違います。
どれくらい違うのか?
私が敬愛する池波正太郎先生の言葉をお借りすれば、
「まるで違う」
このことであります。
スラスラとした答弁が続き、スイスイと質疑が進んでいく。
植木等のスーダラ節もかくや、という状況を目指していただきたいものです。
傍聴する一人の市民として、そう感じました。
【補論】
官民を問わず、自分の所属する団体のアウトラインについては、「ざっとでよい」ので承知しておきたいものです。
私の場合、人口なら109万、財政規模なら一般会計で4千億、面積なら790㎢、職員数なら1万数千…といった感じでインプットしておりました。
これを心がけていただければ、「〇〇税の決算額が〇千億円」と答弁した瞬間に、その場にいた全ての職員が「アレ?」と感じられたと思うのですが。
年を取ると説教臭くなっていけませんね!