インターネット中継で仙台市議会第2回定例会を視聴しました。
答弁要旨という原稿を持たない状態で「外野席」から答弁を聞くのは、なかなか新鮮な気分。
耳に入ってくる言葉だけであるが故に、今回初めて気づいたこともありました。
それは、答弁の内容にスッと入っていける場合とそうでない場合があること。
後者には、「何を言っているのか分からない」ケースと「ああ、またか…」と感じて脳みそがリスニング機能を停止してしまうケースの2パターンがあることも分かりました。
「ひでぶ」と言えば北斗の拳ですが、脳みそが機能停止に至る要因は「デジャブ」。
まさに、このことでありましよう。
「私は市長就任以来…」で始まり、「〇〇や××、△△に力を尽くしてまいりました。」というパターンが典型。
段落全体を丸々言葉が素通りしてしまいます。
議事録を検索したら、実に沢山ヒットしましたね!
そろそろ、新しい型を模索する時期のような気がします。
反対に、何度も耳にしているのだけれど、内容が頭に入ってくるパターンも。
今議会ですと、「子育てしやすい」などといったフレーズです。
首長のカラーを表す言葉だからでしょう。
「この紋所が目に入らぬか!」と同様に、よい意味での「お決まりの科白」「定番」というヤツです。
ただ、言い回しとして一ひねりあってもよいかもしれません。
例えば、「まちの中心は人」というフレーズも定番の一つなのですが、「まちの中心は人である」という言い回しが圧倒的に多く、そのことが時にデジャブを感じさせてしまいます。
・まちの中心は人。このことは…
・まちの中心。これは先ずもって人、市民であり…
・人。これはまちづくりの中心に位置づけるべき重要な…
・まちづくりは人を中心に。このことは…
色々とバリエーションを作れそうな気もしますが…
まぁ、外野席からの呟きであります。