人間を超えるAIが20年以内に生まれる確率は50%、との記事が朝日新聞の一面に掲載されました。
さて、どうなのでしょう?
素人目線で申し上げますと、この手の話は、その道のプロが語るよりも加速する形で実現してきています。
例えば、囲碁のAI。
チェスでコンピューターが人間に勝ったのが1997年。将棋は2015年とのことですが、囲碁は難しいので「あと10年」と言われていたのです。
しかし、2016年には囲碁AIがトップ棋士に勝利してしまいます。
それと似たような状況にあるのが、昨今の生成AIではあるまいか?と私は思っています。
現在は「お試し期間」のような位置づけで各分野での試行が繰り返されています。
しかし、生成AIが作成する文章はなかなかの出来。
先入観無しにその文章を見せられて、AIが作成したものと見分けられるか難しいレベルに既に達しています。
画像も同様ですね。ただただ驚くばかりです。
アナログな私の心配は、生成AIに関する国際的なルール作りが遅いのではないのか、ということ。
「まだまだ大丈夫」と思っているうちに、この手の話は加速する形でどんどん進んでいくような気がしています。
生成AIが作成した文章や画像がネットに氾濫したら…
私たちは、人間の作ったコンテンツかAIが作成したものか判然としない中、ネット社会と接していかなければならなくなります。
ひょっとすると…
来年の今頃はそうしたカオスが生まれているかもしれませんよ。
*参考文献
「20年で人間超える確率は50%」AI界のゴッドファーザーの警告. 朝日新聞. 2023-12-24,朝日新聞デジタル, https://www.asahi.com/articles/ASRDS454NRDPUHBI022.html, (参照2024-01-04)