超勤縮減の決め手となるか?

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写真提供:宮城県観光戦略課

最近増えてきたと感じること。

それは、窓口時間の短縮です。

試しに「自治体 窓口時間短縮」でググってみました。

 

福岡県古賀市     8:30~17:00 → 9:00~16:00(△1:30)

愛知県東浦町     8:30~17:15 → 8:45~16:00(△1:30)

茨城県つくば市    8:30~17:15 → 8:45~16:30(△1:00)

栃木県足利市        8:30~17:15 → 9:00~16:30(△1:15)

埼玉県志木市        8:30~17:15 → 8:45~16:30(△1:00)

北海道紋別市        8:45~17:30 → 9:00~17:00(△0:45)

群馬県前橋市        8:30~17:15 → 9:00~17:00(△0:45)

三重県名張市        8:30~17:15 → 9:00~16:30(△1:15)

 

まだまだありますが、今日はこれくらいで…

指定都市では見当たりませんでしたが、都道府県では、長崎県や滋賀県で試行しています。

…と下書きしていたら、今日(9月17日)になって、熊本市が年明けから実施する、とのニュースが舞い込みました(8:30~17:15 → 9:00~16:30(△1:15))。

これは、超過勤務縮減に向けてのビッグウエーブが到来しつつあるのでは?

 

区長時代につくづく思いましたが、勤務時間が8時半からとなっているのに、窓口業務の開始時間も8時半というのは、どうしたって無理があります。

端末の立ち上げやら何やら、8時半までにお客様をお迎えするための準備時間が必要なのです。

今般の一連の動向は窓口業務を担当する職員の負担軽減の好機と映ります。

何かと「奥手」の仙台市役所ですが、こういうところはピピピ!と反応していただきたいなー、とOBは思います。

 

超勤縮減に向けてのもう一つのポイントは議会対応でしょう。

「ブラック霞が関」などと言われて幾年月の感がありますが、地方議会においても、質問原稿待ちにより超過勤務が発生する状況は同じです。

この際だから書いてしまいますが、登壇する前日になっても質問原稿が出来上がっていない、ということ自体がどうかしていると思います。

 

「いやいや、当局の答弁を聞いてからでないと、質問自体が定まらないのである。」

2日目以降に登壇する方ならば、あるいはそうしたご主張もあり得るかもしれません。

しかし、実際に質問を拝聴させていただくと…

まぁ、1週間前には質問原稿を完成させられるな、と思われるものがほとんどです。

 

その点、ある大御所議員は違いました。

定例会の前に常任委員会の資料をお届けに上がると、ニコニコしながら、

「はい、次回はこれです。」

と完パケの質問原稿を渡されます。

そこからひとしきり、議員のお考えや昔のエピソードをお聞きするのが毎回のお仕事でした。

私は「〇〇劇場」などと勝手に命名しておりました。

先生、お許しください。

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