8時10分前

市民目線
写真提供:宮城県観光戦略課

先日、ワイドショーを見ていて仰天しました。

「8時10分前」という言葉の認識が、世代によって全く違っているのです!

 

私にとって「8時10分前」といえば、当然「7時50分」のこと。

私、少なくとも、日本国内では全員が同じように受け止めると思っていましたが…

何と、10代から25歳までの皆さんの場合、「8時~8時9分」とお考えになるのだそうです。

それも、64%もの方々が!!

 

私の持ちネタに「地平線の数」というお題があります。

恥ずかしながら、若手職員の端くれだった時に、国際姉妹都市の米国リバサイド市で1年間暮らさせていただきました。

日本人として「当たり前」と思っていたことが米国では全く違っていた、という経験を繰り返し、

「自分にとっての当たり前が他人にとっての当たり前とは限らない」

「地平線は一つだけではなく、人の数だけ違う地平線が見えている」

という大切なことに気づくことができました。

 

この時の経験を元に、

「住民の方々にとっての地平線がどこにあるのか、これを意識することが大切です」

などと申し上げているのですが!

いやいや、還暦をとうに越えている私ですが、まだまだ知らないことばかりです。

 

冒頭の話は、詰まるところ「何の前か」が、世代によって違うのでしょう。

昭和世代の私は「8時の10分前」と考えるのですが、10代の皆さんは「8時10分の前」と受け止めます。

だから、「8時~8時9分」という答えが出てくるのでしょう。

 

この話の奥深いところは、10代から25歳までの皆さんの中にも、「7時50分」と考える人が36%いること。

また、40代・50代の方々の中にも、「8時~8時9分」と思い浮かぶ方が16%おられます。

 

改めて、「人の数だけ地平線がある」と感じましたー

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