「風が吹けば桶屋が儲かる」と言いますが、昨今はすぐにJRが止まってしまいます。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、運行していただきたい、とはもちろん私の勝手な希望。
引き続き、安全第一でお願いいたします。
「風が吹けば役所が困る」とは北海道での出来事。
道庁の職員がJRのホームで列車を待っていた際、個人情報が書かれた書類を誤って落としてしまい、折からの強風で飛ばされてしまった、というもの。
医療機関を訪ねて入院している患者さんの状況を調べる業務のため、病名などの個人情報が記載された書類を持ち歩いていました。
列車が遅れていたため、訪問先の医療機関に連絡しようとした際に書類を落としてしまい、8枚が飛散し、6枚が未だ回収されていないとのことです。
私の職場では、介護保険の要介護・要支援認定のための訪問調査などを受託し、訪問調査員が個人情報を持ち歩いていますから、これは対岸の火事ではありません。
どういう状態で書類を持ち歩いているか確認してみると、訪問先ごとに書類をクリアホルダーに入れている、とのことでした。
訪問先と連絡を取る必要がある場合などもあるでしょうから、状況は北海道の事案と似たり寄ったりかな、と思いました。
業務の性質上、個人情報の記載された書類を持ち歩かない訳にはいきません。
「強風で書類が飛散するという事案があった」
という事実を「他山の石」として共有し、注意喚起する。
今回はこれで行こうと思います。
もう1点。おそらく…ではありますが、北海道の事案では速やかに事故発生の報告がなされていたように感じます。
報道には、複数の職員が飛散した書類を探した、とありますから。
多分、直ちに駆けつけて一生懸命探して回ったのでしょう。
今回はこのことも「他山の石」にしようかな、と思います。
「悪い話ほどすみやかに情報共有する」
危機管理の鉄則です。
*参考文献
個人情報記載の書類を強風で吹き飛ばされる 列車の遅れを連絡しようと駅のホームで…一部は未回収で謝罪 北海道保健福祉部. TBS NEWS DIG. 2024-01-24,TBS NEWS DIG, https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/960785?display=1, (参照2024-01-25)