柳の下

その他
写真提供:宮城県観光戦略課

宿泊税のニュースが連日報じられていますが、県市合わせて21億円も税収があるのですね!

一体どうやって使うのでしょう??

少し心配になってしまいます。

 

仙台市役所における観光施策のヒット作と言えば、一に「るーぷる」二に「武将隊」ではないでしょうか。

るーぷる仙台の取り組みが予算化されたのは、もう30年くらい前になります。

若手職員の端くれとして、私が財政課に在籍していた時のことでした。

当時の事業名称は「レトロ調観光バス整備事業」だったように記憶しています。

京都市に先行事例があるとの説明でした。

 

恥ずかしながら、観光施策に関しては先見の明が無く、あの頃の私は、

「レトロな観光バスに乗りたがる観光客などいない」

と酷評していたのです。

しかし、ふたを開けてみると…

るーぷる仙台は大好評。あっという間に追加車両の製作が決まりました。

 

伊達武将隊の方は、大震災の2年前。

リーマンショックで世の中が不況に喘ぐ中、国から緊急雇用対策の予算がたんまり下りて来た時の話でした。

あまりに多額だったので、いかにして雇用メニューを生み出すか、各局が頭を悩ませたものです。

 

当時の私は経済企画課長。局の予算の総括でした。

緊急雇用対策のメニューの一つとして担当部署が考案したのが武将隊事業。

名古屋市に先行事例があるとのことでした。

 

恥ずかしながら、

「国の緊急雇用対策事業が終わったら打ち切りだろうな…」

と内心思っていました、

しかし、どうでしょう?

伊達武将隊は、今や仙台観光において無くてはならない存在です。

 

事程左様に私には観光施策のセンスがありません。

なので、宿泊税の使い道については、一泊につき5千円補助のキャッシュバックキャンペーンなどどうだろうか、と思考するのが精々。

単純に割り算すると、仙台市だけで20万人ほどの誘客効果があります。

まぁ、ボツでしょうけど…

真面目な話としては、宿泊税の収入によってどれほどの効果が出たのか。

結果に拘る仕事をお願いしたいな、と思っています。

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