仙台市営バスがピンチです。
ネットを検索すると、「全路線で赤字」「4年連続」「約39億円のマイナス」など景気の悪い言葉ばかりがヒットします。
起死回生の切り札は…
「完全無人自動運転バス」
これではないでしょうか?
バス事業の何がネックかと言うと、人件費なのだそうです。
バスを小型化したり、中古車を購入したり…
素人の私はあれこれ考えてみましたが、その筋の方にお聞きすると、全体経費の中で占めるインパクトとしては全く不足しているのだそうです。
地域の足である路線バスを将来に向けて維持していくためのキーワードは「無人化」。
だと思うのですが…
実際、お隣の中国では無人運転のタクシーが既に走っています。
YouTubeに動画がたくさんありますが、視聴すると、
「本当に大丈夫か??」
と思うくらいの速度。
誰も座っていない運転席でハンドルがくるくると回る…
昔の円谷プロの特撮を見ているような気分です。
MaaS(マース)という言葉が、数年前に流行りました。
わが国では、「アプリの開発=MaaS」と思われている雰囲気がありますけど、私の理解では「シームレスに公共交通を提供するシステム」なのであります。
日本の場合、公共交通の空白エリアが沢山あるので、そもそもMaaSを導入する前提を欠いています。国交省の人は絶対に口にしませんけど。
でも、完全無人の自動運転技術が確立されたならば…
仙台市内の主要な道路では2分間隔で無人自動運転バスが運行され、
自宅からバス停まではオンデマンドの無人タクシーが対応する。
市内への自家用車による通勤は規制されているので、朝晩の渋滞ゼロ。
バスもタクシーも電気自動車なので地球環境にとても優しい。
電気自動車は基本無音なので騒音もゼロ。
しーーんと静まり返った街中を無人自動運転バスが行き来する…
これぞ究極のMaaS社会!
何だか少し怖くなってきました。