ナンバーワンの意味

不適切な事務処理

「ナンバーワン」と耳にして、「アタック!」と口にするアナタ♪

お友達になってください。

今回は、再発防止策における「ナンバーワン」のお話です。

 

羽田空港航空機衝突事故から1年が経ちました。

先日、運輸安全委員会による経過報告書が公表されたところです。

要因として挙げられたのは、次の3点。

 

  • 海上保安庁機長・副操縦士が、管制官からの滑走路手前停止位置までの走行指示を滑走路への進入許可と認識し、滑走路に進入・停止したこと
  • 管制官側が、海保機の滑走路進入・停止を認識していなかったこと
  • 日本航空機が、滑走路上の海保機を衝突直前まで認識していなかったこと

 

再発防止策の肝は、「話の根っこ」にたどり着くことにあります。

私、これら3点はパラレルの関係に無いと思うのです。

この事故の根っこは

「ナンバーワンとの管制官の指示を侵入許可と誤認したこと」

これだと思います。

 

YouTubeには事故発生時のニュースがありまして、元管制官の方のコメントに、

「ナンバーワンという言葉のみで滑走路への侵入許可とするルールは世界のどこにもない」

とあります。

 

私、ここだと思います。

「世の中で当たり前のことを知らない」

このことこそが懸念されるポイントであり、さらに言えば、

「属人的な問題なのか、組織文化の問題なのか」

このことでもあります。

仮に前者であれば、当該省庁の人材育成の問題であり、もしも後者だとすると、これは物凄く深刻な事態です。

 

ナンバーワンシステムは一時運用を取りやめていましたが、現場の声を受けて早々に再開されました。

やはり、航空業界においては必要で常識的な用語なのだと思います。

運輸安全委員会が「根っこ」に気づくことを願いますー

 

【どうでもE話】

「アタックNo.1」は昭和を代表するスポ根アニメ。

原作漫画も人気でしたが、世の中ではアニメ版が圧倒的な認知度を誇ります。

私が今でも覚えているのは、「寺堂院高校・八木沢三姉妹の三位一体攻撃」。

アタッカー3人による同時攻撃ですが、よくよく考えると、セッター含めて攻撃に4人使うので、ブロックされたらイチコロの戦法ですよね…

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