第 9 回仙台国際音楽コンクールが盛況のうちに終了しました。
私、第 2 回の担当課長を務めたのですが、会場を訪れて、昔の仕事を思い出しました。
話は、第1回の時にさかのぼります。
当時の私は、水道局で職員係長を務めていたと思います。
元々、クラシック音楽を愛好しているので、コンクールにも足を運びました。
会場となっている青年文化センターを訪れて、違和感を覚えます。
一度、会場内に足を踏み入れれば、まさにフェスティバルのように華やいでいるのですが、外側から会場を眺めるだけでは、何をやっているのか皆目分かりませんでした。
3年に一度の大イベントを実施しているのに、外観は普段の青年文化センターのまま。
「お祭り感」がまるでありません。
「もったいない…」と感じました。
なので、担当課長として私が考えたのが、「やっているゾ感」を発信すること。
第1回の時も看板はかかっていたと思いますが、もう一声、アピールするアイテムが欲しいなーと思考を巡らしました。
で、目に留まったのが、会場前の歩道にある「照明塔」。
写真を見ていただくと分かりますが、それなりに雰囲気のあるものが、6基くらいズラリと並んでいたのです。
私、「これだ!」と思いました。
丁度その頃あたりから、地下鉄の地下道にある柱への「巻き広告」が登場していたのです。
照明塔は四角形ですが、同じような感じで「囲み看板」みたいなものを制作できるのでは?と考えました。
担当係長が広告代理店と交渉してくれて、いい塩梅のものが出来上がりました。
それが、今回のアイキャッチ画像にある写真。
学校訪問コンサートや市政記念コンサートへの入賞者の起用、市内アマオケへの入賞者の提供などと同じく、私の「もったいない精神」から生み出されて成果です。
先日、第2回コンクールの当時にお仕えしていた方にご挨拶を差し上げる機会がありました。
あの時、随分と助けていただいたことをよく覚えています。
「先輩にいただいたご恩は後輩にお返しする」
その気持ちを忘れずに、これからも頑張っていこう、と思いましたー