私の仕事術に「仕事の三原則」というものがあります。
第一は「大は小を兼ねる」、第二は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。
そして第三は…
宮城野区長の内示をいただき、事務の引継ぎがありました。
その時、区選出の議員の方々との懇親会が年に2回あって、必ずカラオケをお披露目することになっている、ということを知りました。
それまでは区役所で仕事をしたことが無かったので、区の幹部職員と区選出議員との関係性を全く承知していなかったのです。
カラオケなど、かれこれ20年ほど歌っておりません。
とは言え、30代の頃は週に一度はカラオケスナックに出没し、長い夜やフォルティシモを熱唱していたのです。
(昔取った杵柄で…)
と軽く考えていました。
そろそろ…という時期になり、買い物に向かう車中で、試しに歌ってみましたが…
全く声が出ないではありませんか!
ヤヤヤ、これは大変なことになりました。
歌で勝負できないと悟った私は、ここで第三の仕事術を発動させるのです。
「毒を食らわば皿まで」
ということであります。
これはもう受け狙いに徹するしかない、と作戦を決め、だったら徹底的に笑われてやろう!と腹を括りました。
タイトルにある通り「歌って踊る」。これであります。
昭和世代の私にとってはピンクレディーしか思い浮かびません。
まずはパートナーの確保。
あるお方に打診してみると、何と一発でOKしていただきました。
実にありがたいことです。
で、早速特訓開始です。
YouTubeには、ピンクレディー自身による「お手本」の動画があるのですね!
それを眺めつつ、早朝の洗面所で鏡に向かって練習を繰り返しました。
万一、家人に目撃されると大変なことになりかねないので、朝一番の秘密特訓です。
しかし、その時初めて分かりましたが、「歌って踊る」という行為は実にハードルが高いのです。
歌手の皆さんは、実に難しいことをおやりになっているのだなー、と感じ入りました。
そして本番の当日…
区長の出番は最後の方だったので、お酒も入ってしまい、歌も踊りもメチャクチャでしたが、まぁ頑張らせていただきました。
国分町へ移動し、先生方の行きつけのスナックで二次会です。
そこでもリクエストをいただき、追加で2回もお披露目。
「毒を食らわば皿まで」
まさに、このことでありましょう。

