安部元首相の銃撃事件。
警護の不備が問題視され、検証作業が進められています。
「後出しじゃんけん」を承知で申し上げれば、本件の最大のポイントは、銃撃犯が車道に足を踏み入れた瞬間だったと思っています。
その時こそが、平時と非常時の分かれ目であり、迷わず「仕事のスイッチ」を入れるべき瞬間だったのでは…
私たちの仕事においても、仕事のスイッチを入れて、直ちにモードを切り替えなければいけないケースがあると思います。
実務経験はありませんが、人命が関わるという点で申せば、いじめや虐待が疑われる情報に接した場合など、その一つでしょう。
あるいは、所管する施設やイベントでの事故発生の一報。
東日本大震災が発災した時もそうでした。
話の重さという意味では大分違いますけれど、突然議員の呼び出しを受け、お話を伺ってみたら、お叱り案件だった時とか!
新規事業の説明を聞きたいという用向きの市民の方にご説明を差し上げていたら、途中で断固反対のお立場の方々と気付いた…などという経験もありました。
こうしたケースでは、仕事のスイッチを入れて思考をフル回転させ、先ずはガードを固めるが吉と思います。
何せ、直前までノーガードに近い状態ですからね。
機を逸することなく、仕事のスイッチを入れるには?
「ターニングポイントが訪れたことを覚知する」
このことだと思います。
煎じ詰めれば危機察知センサーの感度を上げる、というお題になると思います。
私自身は、一目置いている先輩や同僚の仕事ぶりに学び、時に自身の失敗を糧として、というアプローチを続けてきました。
継続は力なのであります。