【ゆく年逝く人】
アントニオ猪木さん、宝田明さん、藤子不二雄Aさん、仲本工事さん、村田兆治さん、渡辺徹さん、高見知佳さん…
ブラウン管でお馴染みだった方々の訃報に接する機会が増えてきました。
それだけ私も年を取ったということなのでしょう。
昭和アニメ小僧であった私にとってインパクトのあった訃報はこのお方。
アニメソングの帝王と呼ばれた水木一郎さんであります。
【ズババババーン】
アニキこと水木一郎さんが歌う主題歌にはかなりお世話になりました。
私は特撮小僧でもあったので、超人バロムワンの主題歌で「ブロロロロー!」と絶叫するお声がお気に入りです。
「生涯現役」にこだわり続け、闘病生活を送りながら、お亡くなりになる直前まで歌手としての活動を続けられました。
車椅子で舞台に上がるお姿には両論あったようですが、私自身は、大変羨ましい人生を送られたのだな、と感じております。
【人生の計算式】
50代半ばを過ぎたあたりからでしょうか,誰かがお亡くなりになったという記事を目にすると、いつの間にか「その方の年齢-自分の年齢」という計算式を立てるようになりました。
今回は、「74歳-62歳=12年」ですね。
7年前に仙台市役所職員向けに「じゅあんぷ」を書き始めた頃、「人生の計算式」というお題はネタの一つという意識でしたが。
還暦を越えると、何だか数字の重みが違ってきましたよ。
若くしてお亡くなりになった渡辺徹さんで計算するとマイナスになってしまいますからね…
仕事で多忙を極めたり、議会対応で苦労したり、現役で活躍中の皆さんは、それぞれ大変な思いをしておられるかもしれません。
でも、この春に市役所を卒業した私からいたしますと、
「現役として仕事のあるうちが花」
このことであります。
官民を問わず、組織人として「生涯現役」を貫ける方は、古希を越えてなお社外取締役として活躍される島耕作氏など、ほんの一握りでしかありません。
今のお仕事をそれぞれ大切になさってください。
年内のじゅあんぷはこれでお仕舞いです。
皆さん、よいお年を。
*年明けは、1月4日の更新を予定しています。