明けましておめでとうございます。
地球温暖化の防止の切り札。それは蓄電技術の進歩にあると考えています。
どういうことかと申しますと…
ある自治体が、新築住宅への太陽光パネル設置を義務付けたとのニュースに接しましたが、パネルの製作・廃棄を含めたトータルの環境負荷の収支はどうなのだろうな、などとぼんやりと考えてしまいます。
電力政策の議論において、やれクリーンエネルギーだの、やれベストミックスだの百家争鳴の感があるのは何故か。
「電力を蓄える技術がまだ十分でないから」
このことであろう、と私は思っています。
ベースロード電源が必要な理由。
それは、電気を蓄える技術がまだ足りないから。
もしも、家1軒分の電力を蓄えられる小型の蓄電池が開発されたら…
家庭で必要とされる電力は、太陽光パネルや小型のガス発電機で賄うことが可能となるでしょう。
すると…街中から電柱が消えてしまいます。当然、電線類地中化事業も取り止め。
産業用の大型蓄電池まで開発されると…
基本的に発電所が不要となり、送電線を含めあらゆる電線が不要となってしまいます。
こりゃあ、もはや第二の産業革命と言ってもおかしくない状況ですね。
しかし、夢の蓄電池の開発はなかなか進みません。
お正月企画なので少し想像を巡らしますと…これはですね、開発されると大いに困る方々がおられるからなのでは…
電力会社やその関連産業の皆さんは軒並み倒産の憂き目に会いますからね。
で、実はゴルゴ13みたいな人が存在していて、地球規模の事業者連合の依頼を受けて、画期的な蓄電池の研究開発が進められる度に…
などというところで、本日のお題はお仕舞いです。
でも、真面目な話、蓄電技術が進歩する先に、エネルギー政策の出口はあるのではないのかな、とは思っているのです。
こういう分野にこそ目の色を変えて予算を投じればよいのに。
皆さん、今年もよろしくお願いいたします。