Hitoshi Kobayashi

仕事術あれこれ

A4主義

その昔、「大きいことはいいことだ」をキャッチにしたチョコレートがありました。森永のエールチョコという商品です。「大は小を兼ねる」とも言いますから、基本的にはよいことなのでしょう。しかし、説明資料に関しては、枚数がたくさんあればよいという訳ではありません。私の場合、レジュメはA4用紙1枚と決めています。
不適切な事務処理

検算ノススメ

「課長、例月作成する統計資料の決裁をお願いします」「表の合計などの計算は大丈夫かね?」「Excelで作成しましたから大丈夫です」「そうだな、では押印」(ポン!)危険ですね!どこが危ないと思いますか?
危機管理

組織力の谷間

厚労省が、新型コロナワクチンを接種している人の一部を「未接種」としてデータ処理していた問題が明らかになりました。接種済みではあるものの接種時期が不明である事例について、一律に未接種と扱っていたものですが、「理由は不明」ですって…私の眼には、みずほ銀行の2021年・1回目のシステム障害や国交省の統計データ二重計上問題などと同じ構図の問題に映ります。
危機管理

水に流して

ある自治体の市立学校プールにおける水道水の溢水事案。組織の仕事における責任のあり方について、色々と考えさせられました。
その他

仙台国際音楽コンクールのこと

第8回仙台音楽コンクールが開催中です。3年に1度開かれるものですが、今から20年近く前、第2回大会を課長として担当しました。ヴァイオリン部門の予選の演奏をYouTubeで視聴していて思い出したことをあれこれ。
その他

電子書籍「公務員 仕事の虎の巻(第4版)」

第4版登場!新編「憂いなき公文書管理ノススメ」を収録。公⽂書の開⽰請求を受けた案件が、住⺠監査請求を経て損害賠償請求訴訟に⾄り、裁判所に証⼈出廷…という管理人のステキな体験を踏まえた「公⽂書管理における仕事術」をお披露目します。
温故知新でまちづくり

仕事人・伊達政宗

明日5月24日は藩祖伊達政宗公のご命日です。「知略に富んだ野心家」歴史小説や大河ドラマで描かれた政宗は、こんな感じでしょうか。が、仕事人としての政宗は少し違っているように思います。
危機管理

知床無情

知床遊覧船の沈没事故。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、依然行方不明となったおられる方々の一日も早い発見を願うばかりです。本事案における記者会見など一連の対応に関して「虎の巻」の観点からあれこれ思考してみました。
不適切な事務処理

実務における卍固め

給付金を誤って一つの世帯に4630万円振り込んでしまった事案の続報が入りました。誤送金先の金融機関に公文書を発出するなどの対応は行っていた、とのことです。タラレバのお話にはなりますが、どうすればよかったのか、再考してみました。
仕事術あれこれ

白々しい白

千葉県の広報紙に使われた印刷用紙の「白色度」が不足していた、という事案がありました。これは、発注に際して白色度70%以上と仕様を定めていたところ、受託者はこれに反してより低い白色度の用紙を使用していた、というもの。仕事の質の向上の観点から、あれこれと考えてみました。