地平線の数

市民目線

3.11のお赤飯の続報。

廃棄した2100食のお赤飯の代金を前教育長が個人的に支払っていた、というものです。

これは「公私の閾値(いきち)」の話かな、と思いましたが…

 

「閾値」というのは境界となる値のこと。

0101のデジタル信号にも閾値があり、その読み取り精度でCDの音にも微妙に差が出ます。

「公私の閾値」というお題は、公の仕事に対して1円たりとも私費を投じてはなりません。

公私の閾値は1円ですよ、というものです。

 

今回は約34万円とのことですが、もちろん、迂闊に私費で支払うことなどあってはなりません。

公私の閾値は…とまとめようと思って記事を読み進めていくと…

 

前教育長が業者の振込先などの情報を事務方に求めたが、事務方は前教育長が自ら私費で支払うとは思っていなかった。

顧問弁護士に問い合わせ、「会計上問題ない」との回答を得ていたが、弁護士は「市が支払うのは問題ない」というつもりで回答していた。

しかし、事務方は「前教育長が個人として支払うのは問題ない」と受け止めてしまった。

 

このような経過が明らかとなりました。

つまりこれは、「地平線の数」のお題だったのです。

 

自分にとっての当たり前が他人にとっての当たり前とは限らない。

自分にとっての地平線が相手にとっての地平線とは限らない。

人の数だけ地平線はある。

 

こういう趣旨のお題です。

この事案では、5W1HのWHOが抜け落ちたまま、話が進んでしまったような気がします。

 

住民の方へのご説明や議員との打ち合わせなどにおいて、「話がかみ合わない」と感ずるケースがあります。

お互いに見えている地平線が違っているケースが多いようです。

そういう時は、住民や議員の目線がどこにあり、どの地点を地平線と思っているのか。

説明する側が、一歩引いて考えるといいと思います。

 

*参考文献

給食赤飯廃棄問題、指示した前教育長は寄付意向 個人支払いは不適切. 朝日新聞. 2026-04-17,朝日新聞デジタル, https://www.asahi.com/articles/ASV4K3RPZV4KUGTB002M.html, (参照2026-04-19)

 

赤飯廃棄の34万円を公費で負担へ いわき市教委、前教育長が私費払い受け. 福島民友. 2026-04-18,福島民友電子版, https://www.minyu-net.com/news/detail/2026041716295048688, (参照2026-04-19)

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