仙台市が作成した議会対応マニュアルがやり玉に挙がりました。
この事案に学ぶべきことは…
これは、令和8年10月6日の決算等審査特別委員会において、質疑した議員が入手したマニュアルなどについて指摘があったもの。
「趣旨を少しずらして答弁することも一つの手段」
「大量被弾」
などと記載された箇所が問題視されました。
すると、マスコミの見出しには…
「趣旨をずらして」
との言葉のオンパレード。
全国紙もこれを報じ、ヤフーニュースにも一時転載されました。
議員の質疑で初めて知りましたが、仙台市では課長研修の中に議会対応の資料があるのだそうです。
私が課長職の頃には無かった話ですが、基本、とてもいい取り組みだと思います。
かつての私がそうであったように、多くの自治体では、「習うより慣れよ」的に議会答弁のノウハウを身につけていくしかないのが実情です。
当局の答弁を聞けば、マニュアルの内容が議員の質問を軽んじるためのものでないことは明白と感じましたけど…
この事案に学ぶべきは、
「内部資料といえども公文書」
ということがまずあります。
その上で、公文書を作成する際の仕事術は、
「公文書開示請求があることを前提に作成する」
このことです。
企画部門で部長、次長を務めた際、民間事業者様との交渉や調整の必要なプロジェクトをあれこれと手がけました。
先方に提示する資料の作成にあたり、私が部下に口酸っぱく申し上げた言葉があります。
「役所の廊下にこの資料が落ちていて、誰かが拾ったとしても大丈夫なように資料を作成すべし」
このことです。
事情や背景を知らない第三者が手にした場合においても、無用の誤解を招かない。
全ての公文書において意識すべきことだと思います。
